カードビジネスの未来を切り拓く。
Y.Kuretake
入社:1996年
専攻:自然科学工学科
技術へのこだわりを活かしつつ、
何のための技術かを考える
自分の中で、キャリアアップのためのポイントがいくつかある。一つは知識。情報処理技術者試験の資格取得もその一つで、プロジェクトマネジャーとシステムアナリストはクリアして、別の資格への挑戦も続けている。もう一つはビジネスの規模。プロジェクトリーダーとして徐々に大きな規模の案件を任され、その後、プロジェクトの責任者として交通系ICカードのプロジェクトで大規模案件を完遂させることができた。今後は、グループのクレジットカード事業におけるITインフラについて、高い視座に立って考えていくことがテーマだ。ITと金融の専門知識を武器に、ビジネスの課題に対して最善の策を提示し、三井住友カードやセディナといったグループ各社と共に決済ビジネスの新たな可能性を切り拓いていかなければならない。

私たちはこれまで以上に、そのシステムをどう作るのか(HOW)だけではなく、それをなぜ(WHY)、何を実現するために(WHAT)創るのかを考えることを徹底的に考えていく必要がある。「技術・ITはあくまでもツールであり、ビジネスにどう活用し、何を実現させるかが大切なんだ」。これは私が部下に常に訴えていることだ。近年のIT技術の革新やグローバリゼーションの進展によって決済ビジネスには新たなプレイヤーが登場し、新しいサービスも増え続けている。これからの決済ビジネスはITの技術を取り込み、社会の変化を読み取り、新しいビジネスを創出するものが勝者になる。厳しい競争環境の中で、新たな価値の創造に向けて着々と準備を進めている。

My Career History
1996年
1秒を0.5秒にできた時の快感。
ものづくりの楽しさをゼロから覚えた
入社早々、高性能コンピューターを使って、クレジットカードの与信システムや当時の最先端技術を駆使した不正検知システムなどの構築プロジェクトに携わった。試行錯誤しながら当時最速の処理を可能にするシステムを完成させたが、さらにその速度を縮めようとするチャレンジをした。クレジットカードはカードを読み込んだその場で、瞬時に処理が完結しなければサービスとして機能しない。スピードが勝負なのだ。コンピューターの処理速度に真っ向から挑んだ仕事は、今でも忘れられない刺激になった。
2003年
交通系ICカード「PiTaPa」プロジェクトのプロジェクトマネジャーを務める
新たな交通系ICカード事業の立ち上げのため、クレジットカードシステムに精通する社員の中から精鋭が選抜され、100人を超えるビッグプロジェクトがスタート。私はプロジェクトマネジャーとして大部隊の采配を振るった。ポストペイ(後払い)形式という関西ならではのサービスも脚光を浴び、また、利用回数に応じて料金の割引を行うなど、カードビジネスにおける新しい付加価値も提供することができた。プレッシャーはあったが、それ以上に自分の采配で仕事を進められる喜びが大きかった。
2008年
様々なプロジェクトを統括。メンバーをまとめ、組織として成果をあげる
これまでに取り組んできたコールセンターやPiTaPaなど、様々なプロジェクトを統括。これまでと比較にならないほどメンバーに対する責任が生じ、ヒト・モノ・カネのすべての権限を委譲された。権限を与えられるということは、同時に大きな責任も伴う。いかにメンバーのやる気を引き出し、成果に結び付けるか。技術面のスキルでやってきたこれまでとは異なり、ヒューマンスキルが問われてくる。メンバーの一人ひとりとコミュニケーションを密にし、指示を与える際にも背景や目的、ゴールを明確にすることの重要性を身に染みて感じるようになった。
2013年
ITインフラ戦略を軸に新たな決済ビジネスの展開を考える
クレジットカード事業におけるITインフラ戦略企画に携わる。ITの側面から決済ビジネスを発展させていくことが私のミッションだ。クレジットカードは人々の生活に密着しており、利用頻度、利用シーンが多く、ビジネスの幅という意味ではまだまだ可能性に富んでいる。デジタル社会における有力な決済手段でもあり、ネットビジネスや流通業など他業界との競争も激化している。今後はスマートフォンを使った決済手法もますます発展することが予想され、そこでどのような価値創造を成し得ていくか、グループが一体となってシナリオを描いているところだ。