人と人との思いをつなぐ、
そこに本質があるんだ。
2013年入社
Y.Onodera
学生時代に考えていたこと
いつも『人』に心を動かされて、
自分の歩く場所を決めていた
金沢の高校は自由な校風で、友達も割と奔放なタイプが多かった。先生からは「お前ら本当に駄目な奴らだな、真面目に勉強しろ!」と言われ続けた。しかし受験を前にすると、僕たちの成績は先生の目を見張るほどに伸びた。「『やるときはやる』のがかっこいい」。そんなスタンスの仲間が揃っていたから、遊んでいるように見えて、陰では相当勉強していた。卒業後、僕たちは『黄金の世代』と呼ばれている。僕はこの『黄金の世代』という言葉の響きがとても気に入っていた。優秀な仲間たちに囲まれ、一緒に成長してきたからこその賞賛であるように感じられるからだ。大学時代は、特にこれまでバスケットに興味があったわけではなかったが、先輩たちの人柄に惹かれて入ったバスケットボールサークルに没頭した。大学4年生の時には、「偏微分方程式はどんな流体でも記述が可能だ」ということをグラフィカルなプレゼンテーションで訴える教授の姿に魅せられて、そのまま大学院に進んだ。塾のアルバイトでは、熱心に学ぶ子供たちの姿に感化され、塾講師の仕事にのめり込んだ。振り返ってみると、常に僕が夢中になるきっかけを作っていたのは、周囲にいた輝きを放つ『人』だったように思う。
私の就職活動
氷河を解かしてくれた
採用担当者の本気のひと言
就活というと、エントリーシートを丹精込めて書いていた毎日が思い出される。「就職は厳しいぞ」。といろいろな人に脅され、日々不安だった。面接では学生を見下すような態度の採用担当者もいたし、揚げ足を取るような言葉をぶつけられたこともあった。内定が出ると嬉しかったが、理不尽な対応をされた会社には、後から怒りが込み上げてきた。しかし、日本総研は全然違った。どこの会社よりも自分を一人の人間として見てくれたのだ。僕は面接で人事部長に質問した。「何を基準に採用する社員を判断しているんですか?」その答えは「人を見ている」。僕は、その考え方が好きだった。僕は、人に魅力を感じ、人に影響されて行動してきた。人間というのはみな、そうだと思う。会社という場所も、きっと同じだ。たくさんの人を動かすためには人間としての魅力が必要で、人と人との思いをつなごうと力を尽くす人がいてこそ成り立つのだと思う。また、採用責任者の方は「君たちが日本総研を創り変えて行くんだ!」。と真顔で言った。個人の力で会社を変えるなんてできるのだろうか?僕は訝しんだが、その人がポーズで言っているのではなく、本気で言っていることがひしひしと伝わってきた。その熱さに心を動かされ、その場で堅い握手を交わしていた。
日本総研を選んで良かったこと
理想とする人たちに出会い、
社会人としての働き方が、見えてきた
僕は、会社というものは学校と似たようなものだと考えていたようだ。学校でテストや課題を与えられるように、会社に入社すれば様々なタスクが自動的に降ってきて、そのタスクを精一杯こなすことが自分の仕事。そういうものだと安易に考えていた。しかし日本総研に入社して全く違うことに気付かされた。いつもよく面倒を見てくれる先輩の古澤さんは言った。「待ってちゃダメだ。自分で判断して自主的に行動しないと。前に出るんだよ、前に」。しかしどうにもならない。会議に出ても、先輩の話を聞いていても専門用語の羅列で僕が取りつく島がなかった。自分で周りに働きかけていかなければ、日本総研の仕事は進んでいかないとその時に分かった。思ったよりもずっとずっと裁量の大きな、そして責任の大きな仕事だった。しかし何をどう自主的に働きかければいいのか分からない。正直、僕は自分のことを要領がいいほうだと思っていた。相手の要望を捉え、その要望に応えることにはある程度自信があった。だから余計に、僕は焦った。「こんな状態で、果たして仕事ができるようになるのだろうか」。不安が日々ぐるぐると頭を駆け回り、とにかく現状を打破しようと無駄に動き回っていた。
そんなある日、古澤さんと、古株の大先輩である黒野さんから飲みに誘われた。黒野さんは僕のことを心配してくれているのだろう、ずばり切り込まれた。「仕事なんてなぁ、手を抜こうと思えばいくらだって抜けちゃうんだよ。でもなっ、本当にいい仕事をしようと思ったら、とてつもない努力が必要なんだよ。おまえ要領よくやろうとして手ぇ抜いてんじゃねえのか?」衝撃だった。がむしゃらに頑張っているつもりだった。でもそれは、早く活躍したいという気持ちが先走って、焦って空回りしていただけだったのだと気付かされた。そこで、先輩の古澤さんのダメ押し。「自ら苦労して得た経験以上に信頼できる根拠なんてないんだよ」。僕の心の中に炎が点った。『かくありたい』と思っていた人間像と限りなく重なる人たち。
飲み会の終盤、いつの間にか僕は、自分の「野望」を二人に語っていた。「僕の目標は、『黄金の世代』になることなんです!」。「なんだよそれ」。と笑う二人。「新人研修の最終日、同期のメンバーと誓い合ったんです。俺ら2013年度入社の代を、黄金の世代にしようって」。「えらく大きく出たな」。とまた笑われたが、そんな先輩達の優しい眼差しがとても温かかった。
素晴らしい先輩たち、そして素晴らしい仲間に囲まれて働ける。そして共に苦労を乗り越えていける。それが僕にとって、日本総研で働く最大の意義だ。僕の同期もみな優秀で熱い仲間が揃っている。僕は、僕だけではなく、僕らの世代全員で、この会社で輝きたい。日本総研で金融ビジネスの未来を変える存在となり、やがては後輩に日本総研で働く魅力を伝えていきたい。それは決して夢物語ではないはずだ。