ITの世界でも、
「論理性」と「交渉術」が
武器になると感じた。
2015年入社
ITソリューション
S.Nozaki
学生時代に考えていたこと
「交渉と紛争解決」と「声楽」。
そのどちらにも惹かれた。
大学では法学部に在籍していました。そこでは法律を究めるよりも、世の中がどのようなルールで動いているのか、その仕組みを知りたいと考え、政治コースを専攻。「交渉と紛争解決」というテーマを扱うゼミで学びました。ゼミの内容は、利益が対立した場合、契約に基づいてどう合意を取っていくかという交渉をシミュレーションする、というもの。単に法律の専門知識を駆使するのではなく、与えられた条件の中で論理的に考え、最終的に相互に有益な解決策を探っていくための手法を学ぶという実践的な内容でした。ゼミでの思い出は、全国の大学が集って、国際的なビジネスを題材に交渉と仲裁の模擬競技を行う「大学対抗交渉コンペティション」に出場し、私たちのゼミのチームが優勝を果たしたことです。この時に大きな達成感を味わったことが、チームで結果を出すという楽しさを知るきっかけになりました。
そしてもうひとつ、大学時代に打ち込んでいたのが「声楽」です。私は中学の頃からクラブ活動でミュージカル演劇に参加していました。大学に入ってからは、本格的に歌の技術を磨こうと声楽に取り組みました。舞台で「蝶々夫人」などのオペラを演じたこともあります。声楽には譜面に描かれていないことを自分なりに解釈してオリジナルな表現を追求していくという面白さがあり、大学時代はかなりの時間を声楽に費やしました。「交渉」と「声楽」。一見すると全く異なるものですが、正解のないことに対して自分で答えを見出し、道筋を付けていくという意味では、実はこの二つは似ています。改めて振りかえると、これらは今の仕事を選んだ理由にも繋がっており、改めて自分の「やりたいこと」は昔から変わらないのだなと気づかされます。
私の就職活動
ITには、文系の視点で提供できる
価値がある。私にとっての大きな発見。
私が在籍する学部では官職を志す人が多かったのですが、私自身はそのタイプではないと感じていました。国の仕事に携わることは確かに大きなやりがいがありますが、一方で自分の仕事がどのように社会に役立っているのかを実感しにくい部分があるように思いました。私は自分の努力が明確に成果につながるほうが仕事のモチベーションが上がるタイプだと自覚していたので、最初から民間企業への就職を希望しました。大学3年生の夏にいくつかのインターンシップに参加し、その中でも日本総研での経験に強く惹かれるものがありました。
日本総研のインターンシップに参加したのは、どこに行っても通用するビジネススキルを身につけたいと考えたからです。特にITは現代のビジネスを推進する上では欠かせないものとなっており、文系学生も最低限の知識を学ぶべきだという意識がありました。インターンシップのプログラムは、金融ビジネスのITソリューションに関する実践的な内容で、具体的なソリューションを考える中で感じたのは、文系ならではの発想力・思考力が活きる場面が多々あったということでした。日本経済の将来を見据えたシステムのあり方や、今後求められるコンプライアンスへの対応の手法などといったテーマでは、自分の発言によってチームの中で存在感を示すことができました。ITはあくまでも「理系の領域」だと思っていた私にとって、実は文系の視点で提供できる価値がたくさんあるということは大きな発見でした。このインターンシップへの参加を経て、ITソリューションを通じて世の中に新しい仕組みを創り出していくという仕事に大いに魅力を感じ、日本総研でキャリアを積みたいと志望したのです。
その後、日本総研にエントリーし、内定をいただいた後は、時間のある学生のうちにITの知識をもっと深めたいと、基本情報技術者の国家試験の勉強を始め、入社前に資格を取得することができました。入社後の今も毎日、資格取得の勉強で身についた知識を活かしつつ、ITの新たな学びに刺激を受け続けています。
日本総研に入社して良かったこと
将来のキャリアに期待感大。
ぜひ世の中に新しい仕組みを。
研修後は銀行の基幹システムを担当する部門に配属され、銀行間の資金のやりとりを司るシステムの開発案件に関わっています。ほんの1年ほど前まではプログラムのコードも読めなかった私ですが、少しずつ知識を増やし、今は任された業務を遂行できるようになったとともに、金融とITのプロフェッショナルを目指す人間としての自覚も生まれてきました。
インターンシップに参加した際にも少し感じていたことですが、入社後は改めて、大学で法律や政治を学んできたことが自分の武器になるのではないかという思いを強くしています。実際にこれまでも、私が自分の意見を伝えたことに対して先輩方から「そういう考え方もあるのか」と意外な反応が返ってきたり、興味深く耳を傾けていただける場面があったりと、ITの世界の考え方にいい意味でまだ馴染んでいないからこそ提案できることが数多くあるのではないかと思っています。また、私が大学のゼミで得た交渉術も自分の強みになると思っています。常に相手の行動を予測し、論理的にコミュニケーションを取る習慣が身についているので、将来プロジェクトマネジメントにあたる時に役立つはずです。
ただし忘れてはいけないのは、人は「論理」だけでは動かない、ということです。周囲から信頼されるだけの人間性も磨いていかなければなりません。「論理」と「感情」の両方をうまく使いこなしてこそ、人の心を動かすことができる。それは私が大学時代に打ち込んだ声楽と同じだと感じていますし、大きなプロジェクトを率いていく立場の人間にも求められることだと思います。私ならではのスタイルで、ITを自分なりに解釈して表現し、世の中に新しい仕組みを創り出していきたいと思っています。