シンガポールに駐在し、グループ戦略の担い手として
ビジネスプラットフォームの構築を担当。
三井住友フィナンシャルグループは、10年後を展望し、『最高の信頼を通じて、日本・アジアをリードし、お客さまと共に成長するグローバル金融グループ』というビジョンを掲げている。これを達成するための要素の一つとして挙げられているのが、アジア新興国のビジネスを強化し、アジア屈指の金融グループを目指すという「アジア・セントリック」の実現だ。私は現在、シンガポールを拠点とするアジア・大洋州統括部という、まさにグループのアジア戦略の最前線に立ち、豪亜地区における各種システム案件の企画から運用までのトータルソリューション提供に携わっている。特にアジアにおける銀行の新たな拠点のシステム開発では、企画から導入まで一貫してプロジェクトを推進する立場にある。

チーム全体でスキルを高め
「アジア・セントリック」の実現を目指す。
今私はミャンマーで最初の支店開設を担当している。銀行ビジネスにおいては、万一の被災時にも業務を続けられるよう、厳格なBCP/DR(事業継続・復旧)対策が必要。しかしアジアの途上国の中には、通信環境が全く異なり、日本の発想で同様の対策を実現することはできない場所もある。ミャンマーでも同様だ。その突破口として、仮想化技術を利用した新たな仕組みを導入するなど、現地の環境の中で最善を尽くすための調整を進めている。これらの取り組みの一つ一つが、今後のアジアでのビジネス展開を推進していくための試金石になると捉え、大きなやりがいと責任感を持って業務に当たっている。シンガポールに赴任して4年目となった今年からは、私が得た知見を、日本から来る後輩たちや現地ITスタッフに展開し、チーム全体としてスキルを高めていくことに尽力していきたい。組織が一丸となって「アジア・セントリック」を実現するために、私ができることはとことんまでやり抜くつもりだ。
